「似合わない」が分らない

ファッション・ライフのはじめ方 (岩波ジュニア新書)

ファッション・ライフのはじめ方 (岩波ジュニア新書)

こんなジュニア新書が出ている事に
軽いショックを受けた。
最近の思春期の男の子は深刻に悩んでるらしい。
「自分に似合う服が分らない…」
「どうせ自分なんて何を着たって似合わない…」
これは大変な事だ。
もちろんすべての男子がそうだとは思わないが、
服だけでなく、雑味の有る情報たちが感覚機能を麻痺させている。
高い服を着ていてもチープに見えるのはなぜか?
答えはそれをデザインしている大人たちにある。
ブランド神話にまだしがみついている責任は重大だ。
とりあえずこの本がベストセラーにならない事を祈る。