国策としての建築
- 作者: 橋本文隆,内田青蔵,大月敏雄,兼平雄樹
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2011/04/14
- メディア: 単行本
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同潤会といえば、関東大震災後に国が立ち上げた
住宅復興の国策だ。
今のようにまだ経済も発展していない、ネット社会でない日本は
国がきちんと専門家である建築のプロを選抜し、住宅を建てた。
もちろん国内だけでなく国外からの支援もあってのこと。
栄えたものは一度崩れると機能を停止する。
日本は栄えすぎた。
先日、被災地の宮大工の方が自分の家をプレハブで建てたと知った。
だれもが何でも出来ると思い込んでいる社会。
それは上辺だけの知識であり、経験ではない。
いまこそものづくりの出来る職人を見直すべきだと思う。